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桜スタジアム建設募金団体新理事就任のお知らせ

2018.05.25

このたび、田嶋幸三氏、赤須陽太郎氏、村井満氏が桜スタジアム建設募金団体の理事に就任いたしましたので、お知らせいたします。
今後とも桜スタジアム建設募金団体の活動につき、温かいご支援をよろしくお願いいたします。

理事 田嶋 幸三(現 公益財団法人日本サッカー協会 会長)

【育成日本復活に向けて~桜スタジアム建設募金へのご協力お願い】
 大阪のサッカーファミリーの皆さん、こんにちは。
日本サッカー協会(JFA)は、Jリーグをはじめとする各種連盟やJクラブなどと連携し、「世界基準」と「育成日本復活」をキーワードに日本サッカーの強化を推し進めています。その取り組みが実を結び、2016年以降、全てのカテゴリーの日本代表チームがアジア予選突破を果たしました。
 日本のスポーツが世界に冠たる存在になるためには、年齡や性差、障がいの有無などにかかわらず、誰もが目的に合わせて自由にスポーツを楽しめる環境が必要です。多くの人々がスポーツを楽しむ広い裾野があってこそ、優れた選手や指導者、審判員が数多く送り出されてくるのです。
 桜スタジアムはセレッソ大阪のホームスタジアムであり、ラグビーやアメリカンフットボールなどを楽しめる球技専用スタジアムです。最新のテクノロジーを取り入れた次世代型のスタジアムはアスリートらの憧れの舞台となり、感動と興奮を届けます。また、「桜」が示すように、自然と調和したスタジアムは、スポーツを核とした人々の憩いの場として、世代を超えた交流を育む場ととなることを目指しています。
セレッソ大阪が日本サッカーを代表する多くの選手を育ててきたように、そのベースとなる桜スタジアムを多くの皆さんと共につくり上げていきたいと考えています。そして、ポスト2020を見据え、ここ桜スタジアムから、スポーツを「観る」「する」「支える」という文化を日本中に発信していければと願っています。 
 桜スタジアムを名実ともに、日本、そして世界に誇れるスタジアムに発展させるべく、皆さまのご理解とご協力をお願い申し上げます。

理事 赤須 陽太郎(現公益財団法人日本サッカー協会 参与/一般社団法人大阪府サッカー協会 会長)
  
【育成日本復活に向けて~桜スタジアム建設募金へのご協力お願い】     
2017年シーズンは3年ぶりにセレッソ大阪がJ1に復帰、JリーグYBCルヴァンカップと天皇杯全日本サッカー選手権大会に優勝、見事2冠達成となりました。「大阪ダービーマッチ」も復活し、多くのファン、サポーターで満員になったスタジアムは、大阪のサッカーの熱いパワーを感じさせるものでした。
Jリーグスタート時にガンバ大阪が加盟し、そのあとセレッソ大阪も加わって、2チームが大阪のサッカーをけん引し、盛り上げて参りました。
2010年には、大阪府堺市に日本最大規模のトレーニング施設であるJ-G REEN堺(堺市立サッカー・ナショナルトレーニングセンター)がオープン。大阪のサッカーはもとより、日本のサッカー競技のレベル向上に大きく貢献しています。
また、2015年には吹田サッカースタジアム(現パナソニック スタジアム 吹田)が完成、ガンバ大阪のホームスタジアムとして多くのサッカーファンが集まり、盛り上がりを見せています。
このようにすばらしい施設が続々と建設・整備されていることは、間違いなくサッカー大阪の復権を象徴するものです。
そして、今セレッソ大阪のホームスタジアム・キンチョウスタジアムを活用し改修する「桜スタジアム」の計画が進められています。
セレッソ大阪は、伝統あるヤンマーサッカー部を母体に、1993年にできたクラブです。2002年のワールドカップでゴールを上げた森島寛晃選手(当時)ら魅力的な選手を数多く輩出し、近年では、香川真司選手や乾 貴士選手、南野拓実選手らをヨーロッパのトップリーグのチームに送り出しています。また、Jクラブでも有数のアカデミーを組織して未来を担う選手を育てる、「世界に通じる育成型クラブ」としても広く知られています。
改修された「桜スタジアム」は収容30000人規模となり、今以上に親近感と臨場感を与えてくれるでしょう。大阪のサッカーの宝物と言っていい「大阪ダービーマッチ」も新しい舞台を得て、さらにすばらしいものになるはずです。
大阪のみらいのために、広くご支援くださいますよう、心からお願い申し上げます。

理事 村井 満(現公益社団法人 日本プロサッカーリーグ(Jリーグ) チェアマン)

「桜スタジアム募金に寄せて」
Jリーグは、今年(2018年)、開幕設立25周年を迎えました。スタートから四半世紀を経て、リーグ、クラブそしてファン・サポーターの皆様を取り巻く環境は大きく変わってきています。試合を行う舞台、ホームスタジアムのあり方についての考えもそのひとつと言えるでしょう。               
2015年にスポーツ庁が設立され、「スタジアム・アリーナ改革指針」が示されました。従来の郊外立地で単機能の、屋根のないスポーツ施設を、街なかに
立地し公共施設や商業施設などの複合機能を組み合わせたものにすることで、収益力を高めたサステナブルな交流施設へ、という考え方が提言されたのです。これは、Jリーグ百年構想を具現化する「スタジアムを核とした街づくり」という考えにも合致し、ホームタウンの地域とともに推進するものの一つです。
セレッソ大阪のホームスタジアムであるキンチョウスタジアムの改修事業は、まさにこの新しいスタジアム構想に基づくものです。大阪の街なかにある、緑豊かな長居公園に位置するこのスタジアムが、30000人規模に生まれ変わるとともに、サッカーファンだけでなく地域の人たちにとっても有意義な公共施設として新たな役割を与えられ、さらに商業施設なども加わり、様々なニーズに応えうるものに生まれ変わることは、スポーツの枠を超えた大きな喜びになることでしょう。
大阪には、セレッソ大阪とガンバ大阪、ライバル同士が熱くぶつかり合う、「大阪ダービーマッチ」があります。Jリーグ屈指の好カードの舞台として「桜スタジアム」が完成すれば、ガンバ大阪の「パナソニック スタジアム 吹田」との劇場対戦にもなり、楽しみは今の何倍にも膨らむはずです。
桜スタジアムが果たす役割、意義をどうぞご理解いただき、皆さまのお力を賜りますようお願い申し上げます。